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この時計の表現するものを見て欲しい

日本的な自然観からインスパイアされた美しいテクスチャーの文字盤を作るプロセスは、グランドセイコーに注目する人なら誰もが知るところだろう。欧米の顧客が日本の文化や美意識に広く根ざしたグランドセイコーの時計に興味を持つのは当然と思えるような、紛れもなくロマンチックな側面がある。

グランドセイコー 9Fクオーツ マスターショップ限定モデルコピー SBGX349

ミドルサイズのクラシックモデル
細く伸びるかん足と細いベゼルが特徴のケースに、温かい雰囲気のあるボックス型のガラスを組み合わせた、美しく静かな佇まいを見せるモデルです。
グランドセイコー専用のクオーツムーブメント「キャリバー9F61」を搭載した、34mmのミドルサイズケースは、男性がつけても女性がつけても、つける人の個性を引き立てます。
引き締まった印象を与えるネイビーダイヤルは、一見個性的ながら、どんなシーンにも合わせやすく、ドレスアップしたオンシーンはもちろんのこと、カジュアルなオフシーンにも使いやすいモデルです。

外装:ステンレス
ガラス材質:ボックス型サファイア
コーティング:内面無反射コーティング
ケースサイズ:横 34mm × 厚さ 10.7mm
バンド材質:クロコダイル
腕周り長さ(最長):175mm

これら「二十四節気(または特定の季節の表現)」にちなんだ時計たちは、すでに高い評価を得ている文字盤の技術力に独自の文化的な解釈を加え、グランドセイコーのなかでもより充実した、より高いレベルのコレクションを実現することとなった。

私はこのようなスペシャルモデルに目がない。これら2本も、2020年に登場したかなり特殊な外観の時計もそうだ。GSの時計が美しいのは確かだが、そこには個人的な理由も絡む。妻の祖父は嵐山のお寺の境内に眠っている。そこでお墓参りをして、青々とした竹に囲まれた屋外の階段を上り、近所の料亭「錦」で伝統的な食事をするのが、京都を訪れるたびに欠かせない楽しみとなっているのだ。

そんな思い出に浸るときにも、そしてできれば近いうちに日本へ行くときのためにも、これ以上の時計はないだろうと思っている。現時点では、新しい腕時計を買うための予算は用意していないのだが、もしかしたら買うことになるかもしれない。「買わざるを得なかったんだ。この時計の表現するものを見て欲しい。他に選択肢はないよ。それに、グランドセイコーはまだ2本めだしね」と言うだけだ。

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